顎関節症

顎関節症について

顎関節症は、お口を動かすときに顎が痛んだり、異音がしたりする病気です。痛みが走り、口を開閉しにくくなるケースが多いのですが、じっとしている時にも違和感を覚える方がいらっしゃいます。様々な年代で起こるのですが、特に若い女性の方が受診されるケースが目立っています。

顎関節症の原因

顎関節症の原因は多岐にわたっていますが、特に多いものとして、顎関節への物理的な影響があります。寝ているときに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりすると、顎関節に強い負荷がかかって障害が発生します。また、噛み合わせが悪い方や、左右のどちらかだけで噛んでいる方も、顎関節症となるケースがあります。心理的なストレスを感じやすい方は、これによって歯ぎしりや食いしばりが起こり、リスクが高まりますので注意しましょう。

こんな方は顎関節症のリスクが高くなります

顎関節症の治療

まずはお口の中の状態を確認し、顎関節治療用のマウスピースを作成します。これを睡眠時などに装着することによって、顎の筋肉の緊張を緩め、歯ぎしりや食いしばりを改善したり、その弊害を軽減したりします。精神的な影響があるケースでは、精神科の専門医とも連携して薬物療法などを併用します。この他、患部の痛みを和らげるために物理療法や運動訓練を行うこともあります。